ということで、
今回はベゼルがバラバラに砕けてしまったヴィンテージG-SHOCKの修復・カスタム方法について紹介します。
どうしてベゼルがバラバラになるの?
G-SHOCKのベゼルの素材はウレタンです。ネットの情報によるとウレタンという素材は水分や熱、紫外線によって劣化するそうです。その中でも水分による劣化は加水分解といわれ、表面がベタついたり硬度や剛性が低下し、最終的にはバラバラに崩れ落ちる・・・ということらしいです。
ベゼルがバラバラになったらどうする?
もしも愛用しているG-SHOCKのベゼルが加水分解によってバラバラになってしまったらどうすればいいのでしょうか?
いくつか方法を紹介します。
- カシオにレストアを依頼する
2024年2月29日まで行われていたカシオのレストアサービス。8機種を対象にしていて料金は10,560円だったそうです。また同じようなサービスをカシオでやってくれればこれが一番間違いないでしょう。 - 純正のパーツを探して自分で修復
ヤフオクやメルカリ、ebayなどで純正の部品を調達して修復する方法です。『どうしても純正部品で仕上げたい』という方にはおすすめしますが、ワタクシがGA-2000の純正ベゼルをイギリスから取り寄せたときは部品代が約3,000円、送料も1,000円ほどかかりました。ベゼルひとつでこれだけの費用がかかることを考えると、入手方法によりますがコスパはあまりよくありません。 - 社外品のパーツを使ってカスタムを兼ねて修復
アリエクなどで社外品のパーツを購入して修復する方法です。社外品のパーツは流石に純正と全く同じというわけにはいきません。必然的にカスタムする結果となってしまいます。品質も純正より劣るものがほとんど。『純正にはこだわらないけど愛用のG-SHOCKを日常使いできるようにしたい』という方におすすめします。使用する部品がほとんど中華パーツのため、コスパは悪くありません。カッコいいメタルパーツは高いけどね。
- ベゼルをあきらめる
純正部品もカスタムパーツも見つからなかった場合の最後に残された方法になります。
G-SHOCKのほとんどはムーブメントが入った樹脂や金属のケースをウレタン製のベゼルが覆うという構造になっています。
ベゼルがなくても腕時計として機能するので単純にケースにバンドを付けるだけです。
ただしG-SHOCKはバンドの取り付け部分の幅(ラグ幅)が16ミリしかありません。必然的にバンドは細いものを使用することになります。するとバランスが悪くてカッコ悪いものなってしまうのが難点。
ヤフオクやebayでもヴィンテージG-SHOCKがこの状態で出品されているのを見かけますね。
ベゼルなしでミリタリー風レザーバンドをつけてみると・・・
カッコよく仕上げたいならこちらはいかがでしょうか?
これはワタクシが過去に実際に行った方法です。
加水分解で完全にベゼルがバラバラになってしまったG-SHOCK DW-6100にミリタリー風のレザーバンドを付けてみました。
ごめんなさい。同じタイプのバンドを探してかなりの時間アリエクを徘徊しましたけど、どうしても同じバンドを見つけることができませんでした。
バンドの上にもうひとつバンドがついているようなこの形状のバンドの名前をご存じの方がいらっしゃいましたらコメントへお願いいたします。
まとめ
今回は加水分解でベゼルが無くなってしまったG-SHOCKの修復について説明してみました。
カスタムパーツが入手し易いDW-5600,DW-6900などは簡単に修復できますが、入手しにくいヴィンテージG-SHOCKは修復用のベゼルの入手は絶望的です。となるとベゼル無しでバンドだけを付けるしか選択肢がありません。
今回ワタクシが動画で方法した方法であればそこそこの見栄えで修復できると思うのですがいかがでしょうか?
前述したとおりG-SHOCKのラグ幅は16ミリものが多く、一般的な腕時計用のバンドだと大柄なG-SHOCKのケースに対して異常なまでにバンドが細くなってしまいますし、純正のバンドはベゼルと合わせてデザインされているのでバンドだけだと貧相なG-SHOCKになってしまいます。
その点ワタクシが今回提案(笑)した方法なら・・・いかがでしょうか?
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